• 今日は、イラストレーターソフトによるカレンダー作りの為のレッスンを行いました。
  A様は、写真撮影のお仕事をされており、パソコンには日頃から親しまれております。
  このたびは作品を発表する展覧会で販売するカレンダーを作りたいとのご希望でした。
  お仕事ではデザイン部分は別途デザイナーが担当する場合が多く、普段、Photoshopは使っているけれど、イラストレーターでは分からない点があるので、とのことでした。
• Adobe Illustrator でできるカレンダー作りの準備
  カレンダー等の印刷物は、各印刷会社によって、制作可能な仕様、印刷範囲、最終データの方式が異なる場合があります。
  事前に印刷会社を決めておいた方が、入稿用のデータ作りがスムーズです。
  印刷物の仕様や印刷会社の選定について等、データ作りの準備段階のご相談もお受けしました。
  作りたいサイズ、盛り込みたい内容等を詳しくヒアリングして、方向性が決まりました。
• 文字部分から完全オリジナルのカレンダー
  カレンダーをより簡単に作るには、印刷会社等が作成した日付フォーマットを使用する方法もありますが。
  今の時期には2025年用の日付フォーマットは、まだ出ていないこともあり、オリジナルで数字を並べる作り方のレッスンとなりました。枠の作り方、枠に数字を流し込んで、数字ごとに位置を調節する方法などです。
  カレンダーは12ヶ月分作るので、レッスンの時間内では、基本的な作り方を学んでいただき、後ほど取り組むそうです。
  ２種類の作り方をご提案したので、よりご自身に合った方を選んでいただけるかと思います。
• カレンダー以外にも応用しやすいソフトの便利な機能
  その他、文章や写真を親しみやすい雰囲気に配置したいページもあった為、デザインに便利な各種機能の説明も行いました。
  パスファインダーやクリッピングマスクを使った図形の作り方、背景に使えるパターンの作り方等です。
  堅苦しさを避けたいとのご希望だったので、曲線を多用した様々な図形の作り方等を。
  ペンツールやベジェ曲線で描く方法と、図形を組み合わせる方法もお試しいただきました。
  お好きな形が作れたら応用として、曲線上への文字配置や、可愛らしい模様も作れるようになり、楽しげなデザイン作りのヒントになったようです。

A様は、事前にご自身でもソフトの使い方を試してくださっており、ここをこうしたいとの具体的なご質問も多く、充実した内容となりました。

Illustratorには便利な機能が沢山あり、本やネットでは、ピンポイントで必要なツールを探すのは難しい時もあります。特定の箇所をクリックしないと表示されないツールもあるため、最初は戸惑うことも多いようです。

1人では分かりにくかった部分が分かりました、またお願いします、とのコメントをいただきました。
じっくりと内容の濃いレッスンをどうもありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いします。

担当fuku先生